中学受験と英語についての現状(受験科目に英語はある?ない?)

 

「世界で通用する子どもに育てたい。」

「英語力は必須の時代。小さいうちから身に着けさせたい。」

 とお考えの教育熱心なご家庭なら、一度は中学受験を意識された方も多いのではないかと思います。

 

この記事では首都圏、関西圏での中高一貫校での英語入試の実状をご紹介しながら、中学受験で英語力を問うことについて、考察をしていきたいと思います。

 

目次;

1.2019年度春の中学受験と英語について現状

2.私立中学校が小学生に求める英語レベルは?

3.難関校では、まだ英語を導入していない学校も多い。

4.小学生に英語は要らないのか、どうなのか?

5.まとめ

 

1.2019年度春の中学受験と英語について現状

 

首都圏では、2019年春125校において英語入試が実施されました。5年前の33校に比べると年々増加傾向にあります。

この背景の一つとして、まずは大学入試改革があります。

大学入試改革と言えば、先日突然外部試験の導入を先送りにすると発表するなど混迷としている状況ではありますが、とにもかくにも今後は、実用的な英語力が重視されるようにシフトされていくことは間違いないと思います。

そのため、私立中学校側としても、英語のポテンシャルが高い子ども達にきてもらいたいという思惑があります。

また、以前から英語教育に力を入れてきた中高一貫校が、中学入学前に一定レベル以上の英語力をもった子どもを、従来の科目で受験勉強に励んできた子どもたちと同等に評価し、英語に長けた子どもたちに入学のチャンスを与えたい、という考えもあるのではないかと思います。

 

実際の試験での、英語の導入方法は学校により様々です。

英語を入試科目の一つとして選択することができるようになっている学校のほか、英検の3級~2級以上の資格をもっていれば特待制度や加点がある学校もあります。

さらに最近の特徴としては、これまでの筆記試験だけでなく、面接などを通してリスニングやスピーキングの力を試験で測る学校も出てきました。

例えば共立女子中学校ではグループワークで英語力をみるインタラクティブ入試が行われています。

 

 実はこれまでは、英語選択入試を実施するのは中堅下位校が中心でした。

しかし、2019年からは神奈川で人気の慶應義塾湘南藤沢中等部が英語入試を導入したことで、さらに英語を取り入れた入試に注目が集まってくるとみられています。

 

2.私立中学校が小学生に求める英語レベルは?

 

学校側が要求するレベルには学校ごとにかなり開きがあります。

偏差値が高い学校では、小学生といえどもかなり高い英語力を求められます。

 

2018年度市川中学校ではライティング試験が行われ、英検準1級レベルの問題が出題されました。

また、慶應義塾湘南藤沢中学校でも、2019年に行われた英語試験は英検2級から準1級程度とされています。

 

英語を得意科目として中学受験に挑戦しようと思う場合には、早い段階から希望する学校の出題傾向やレベルを分析し、どのような英語力が必要なのかを知っておく必要があるでしょう。

 

関西でも中堅下位校で英語特色入試を取り入れている学校が多くみられます。

関西圏で入試科目に英語を選択できる学校は、京都の平安女学院、同志社国際、ノートルダム女学院など8校、大阪府の追手門学院、賢明学院、金蘭会、高槻など14校、兵庫は小林聖心女子学院、武庫川女子大学付属、滝川など8校、奈良では西大和を含む2校、滋賀では立命館守山を含む2校となっています。

何らかの形で入試に英語をとりいれている学校は2019年延べ76校となりました。

これは5年前と比較すると約13倍の増加で、関西でも入学前から英語力を評価する傾向が顕著であることを示しています。

 

3.難関校では、まだ英語を導入していない学校も多い

 

しかし、たとえば関西では灘や東大寺など最難関男子校といわれるような学校や難関校では入試科目は従来通りで、英語の入試を実施しない学校がほとんどです。

入学後、英語の授業を英語で行うという神戸女学院や、英語教育に力を入れ海外研修も盛んに行っている須磨学園などの難関校でも、英語入試は実施していません。

このことからこれらの偏差値が高い学校は、英語の勉強が中学入学後でも間に合う、という考えをとっているといえます。

 

英語はあくまで何かを伝えるためのツールです。

英語を聞き取り、理解し、英語で自分の考えを伝えることができれば、多くの人とのやりとりが可能になり世界が広がりますが、あくまで語学は手段なので、最終的には、何を理解し、何を考え、何を伝えるかという「中身」が大切です。

 

難関校で英語力を問わないことの理由として、小学生時代は英語よりも他の科目で、その伝えるべき「中身」を磨くことに重点を置いていると考えることもできるでしょう。

英語力を高めるためには母国語である日本語がしっかりと身についていることが重要だと言われています。

国語力を伸ばす取り組みをすることが後々の英語力向上のカギを握っているともいえるのです。

 

4.小学生に英語は要らないのか、どうなのか?

 

けれども、幼児期、学童期は吸収力が高く、早くから英語に触れると、英語の音を聞き分ける耳を楽に育てることができ、外国人に対しての抵抗がなくなり、多様な文化を自然に理解できる等、様々なメリットがあります。

また、幼いうちから英語に親しみ、英語を学んで色々な国の人と交流したいと思ったり、外国で活躍したいという夢を持つことは後々英語を学んでいくためのモチベーションになるでしょう。

 

英語を通して外国の文化や風習に関心をもつことで、グローバルな感覚も身についていくでしょう。

そして、そのように英語に関心が高く、英語学習に意欲的な子どもが、英語で中学入試を乗り越えられると、自分の英語力に自信を持ち、さらに英語を磨こうと意欲的になれるはずです。

 

5.まとめ

 

英語で中学受験をするかどうかお考えのご家庭では、お子さんがどんな将来を望んでいるのか、お子さんにどんな道を歩んでほしいと思っているのか、親子で話し合い、英語を学ぶ目的をはっきりとさせることが大切です。

「英語ができる。」とひとくちに言っても、色々なレベルや色々な目的があるからです。

真の国際人として活躍するにはしっかりとした日本語力があり、自国の文化や歴史を理解するだけでなく多様な文化を理解し、自由に自分の考えを言えるようになる必要があると言われます。

お子さんが「英語を使って何をしたいと思っているのか」ということを深く考えていくことで、どのように英語学習を進めていくのがいいのか、英語を武器として中学受験するのがいいのかどうなのか、ということが見えてくるでしょう。

 

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