プロ家庭教師が思う、日本の最新英語教育について

 

学歴は関係ないといいながらも、実際のところはまだまだ学歴社会が残っている日本。

だからこそ、幼児・小学生の親御さんなら知っておいたほうがいいことがあります。

その一つが、日本の英語教育の変わりようです。

 

ここでは、プロ家庭教師をしているわたしが、2020年の大学入試から現行のセンター試験に替わって実施される「共通テスト」にもふれながら、今注目すべき日本の英語教育について、まとめてみました。

 

目次;

1.使える英語の習得へと方向転換はしているが・・・。

2.大学受験の変化は、他のところにも影響している

3.中学生・高校生の学ぶ「英語」とは

4.受験英語は今後不要になるのか?

5.まとめ

 

1.使える英語の習得へ方向転換はしているが・・・。

 

2020年から施行される大学入試の共通テスト(現行のセンター試験という名称から、共通テストという名称に変更されます)では、リスニング100点、筆記100点の計200点満点になるということが発表されています。(2019年10月の執筆当時。その後、外部試験導入が先送りになったため、共通テストの様式も変更が予定されています)

 

センター試験ではリスニング50点、筆記200点の計250点満点なので、これは大きな変化です。

 

教育の場にいると感じるのは、教育熱心な家庭ほど、未就学のときから子どもに英語を習わせていることが多いということです。

英語の早期教育は無駄だとかいう批判的な意見も多くありますが、幼少期から英語を習っている子どもほどリスニングで苦戦しないのは事実です。

教育について意識の高い家庭ほど、早期英語教育を実践しているということは言えると思います。

 

英語は、小学生以下のお子さんの習い事として非常に人気があります。

以前であれば、中学入学で一斉スタートであった英語学習ですが、、現在では、中1の段階で「英語デビューの子ども」もいれば、英検2級をすでに取得している子どもも居ます。

 

その結果、中学では英語の授業を担当する先生は本当に苦労しているようです。

 

  

2.大学受験の変化は、他のところにも影響している

 

受験英語の大きな変化は大学受験だけではありません。早いところでは高校受験の英語の出題傾向も様変わりしています。

例えば、かつては文法問題が大問として出題されていたものは、多くの入試問題でなりを潜めているのです。

 

このように、大学受験での英語の出題形式が変わることによって、中学生・高校生にも大なり小なり影響が出てくるのは必至です。

ただし、入試問題を作る際には、どうしても過去の受験英語が土台に成り立っているため、実用英語に完全移行とまでは到底言える状況には至っていません。

 

入試改革が起きていても、中学高校での英語の授業ではまだまだ受験英語向けの対策がとられています。

 

 

3.中学生・高校生の学ぶ「英語」とは

 

変革、変革と言いつつも、そのような理由で、まだまだ日本の中学生・高校生は文法を中心とした英語教育を受けているのが現状です。

 

文法を中心とした授業が中高の6年間続く異常さ、毎週100単語単位の英単語テストを課す過酷さ。

スポーツでも、仕事でも、理屈よりも実践が有効であることは少し考えればわかることなのに、子ども達は受験英語漬けにされて疲弊しています。

 

今まで、文法中心の指導をしていた先生方が総入れ替えをしない限り、大胆な教育改革というのは結局のところ、難しいのかもしれません。

 

たとえば、新しい教育指導案では、中学校・高校の英語の授業は、基本的に「英語だけ」で進行するように、となっています。

ところが、肝心の英語の先生たちが流ちょうな英語が話せない人が非常に多く、現実問題として英語だけでの英語授業が成り立たないということが往々にしてあるのです。

 

指導を担当する先生の無能を責めるのは簡単ですが、指導側の先生も、過去に「受験英語」「文法英語」で英語を習得・教育されてきたので、実践的な英語が身についていない人が多くいるのはやむを得ないのかもしれません。

 

 

4.受験英語は今後不要になるのか?

 

ここ20年、日本の教育は大きく様変わりしましたし、今も変わり続けています。

特に、英語教育に至っては、15年前頃からいわれていた「いずれリスニング重視になるという」実用英語への移行傾向が今まさに起きています。

 

では受験英語は不要か?といわれれば、日本の大学入試制度を利用するのであれば、受験英語もやらざるを得ないというのが実状です。

 

例えば、英語の予習というと『教科書の英文を全部ノートに写して、全文和訳する』というものがありました。

これ、実はいまだに多くの中学高校で行なわれています。

 

さらに模試でも英語の問として必ず課されるため、英語の偏差値を上げたいのなら、和訳問題の対策として、子ども達は「めんどうでも、やるしかない」。という現状です。

 

少しずつ変わり続けている英語教育ではありますが、現場にいて「大きく変わった!」と実感するには、まだまだ時間がかかりそうだというのが本当のところです。

 

5.まとめ

 

とはいえ、入試でも、実社会でも、英語の重要度については急激な勢いで加速しているということは紛れもない事実です。

たとえば現在の就職活動では、英語面接があったり、TOEICなど比較的実用的な英語力を要求されたりします。

受験英語で慣れている子ども達は、大学に入ると今度は実用英語にシフトして勉強を「し直す」必要があります。

 

今後、どのように日本の英語入試問題の出題が変わっていくのか。

実用英語により近い問題が出題されるようになるのか、あるいは相変わらず文法力が重視されるのか・・・。

 

いずれにしても振り回されるのは子どもたちです。

まずは、どちらに転んでも対処できるように、受験英語と実用英語はいずれも万遍なく学習しておいたほうが無難でしょう。

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